「木を見て森を見ず」トイレ掃除に学ぶ

「木を見て森を見ず」

ということわざがあります。

 

 

まさに

その体験をしました。

 

 

認定NPO法人 日本を美しくする会

に属している

「沖縄トイレ掃除に学ぶ会」が

 

毎年行っている

「トイレ掃除に学ぶ

リーダー養成研修会」に

弊社も8名で参加しました。

 

 

8企業60名の参加でした。

 

 

とある

養護施設をお借りして

実際にトイレ掃除をしました。

 

 

8つのグループに分けられ

8つのトイレがあてがわれました。

 

 

私は3Fの男子トイレの

リーダーに

なりました。

 

 

何度かトイレ研修の

経験をしているので

リーダーに指名され

指導的立場の

お役をいただきました。

 

 

事務局が作成した

掃除の手順書が配られました。

 

 

それには

リーダの心得

リーダーの役割

 

 

掃除の手順

時間配分

使用する道具

 

衛生面での注意点

 

などの詳細が書かれてます。

 

 

その手順書に

一通り目を通して

トイレ掃除を

始めました。

 

 

ところが

いざ始めてみると

 

 

掃除することと

時間内に終わらせることで

頭がいっぱいになってしまいました。

 

 

木である

「掃除すること」に

気をとられ

 

 

森である

「リーダー研修であること」

を忘れていました。

 

 

本来なら

トイレ掃除をはじめる前に

 

「これから

リーダー研修をはじめます」

 

と言って挨拶をし。

 

「リーダー研修ですから

トイレ掃除のときの

リーダーはどういうことを

するのか 

を研修します」

 

と前置きし。

 

「リーダーの心得として

①みんなで『楽しく』を心がけましょう。

②叱ったり指摘しない。

誉め、認め、本人の気づきを大切にする。

  etc・・・・・・・・・」

 

 

「リーダーの役割として

①リーダーは時間配分をします。

②掃除場所の担当割当をします。

  etc・・・・・・・・・」

 

こういう説明をしてから

 

トイレ掃除の実践に入り、

 

 

リーダーの心得を

しっかり頭に入れた上で

皆の動きをみて

 

リーダーの役割を

こなすべきでした。

 

 

そんなことが全部すっ飛んで

私は

ひたすら

 

 

手順通りに

トイレ掃除をし、

 

 

時間内で

終えることに

集中してしまったのです。

 

 

「木を見て森を見ず」

というのは

視野の狭さの例えとして

よく使われます。

 

 

今回の

リーダー養成研修は

トイレ掃除の実践を通して

りーだーを育成する

というものでしたが

 

自分の視野の狭さを自覚することができ

 

リーダーというのを

トイレ掃除を通して

学ばせていただきました。

 

たかがトイレ掃除

 

されどトイレ掃除

 

すごく

良い学びになりました。