弊社カイゼンバイザーの前野と一緒に
O社のカイゼン活動チェックに
行ってまいりました。
いつもながら
カイゼン策やカイゼン物が
ワンサカです。
今回のカイゼン物の一つは
カー・ストッパー置き場。
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O社さんは仕事柄
トラックが多く
カー・ストッパーは
必需品。
いつも車の荷台に
ひょっこりと置かれています。
でも固定されていないので
ゴロゴロしてました。
ときには
荷物の下にあって
取り出せないことも。
そこで
邪魔にならず
すぐ取り出せるように
荷台の下の空間を利用
スチールで固定場所を作成。
まるで
最初からあったように
赤いペンキがかわいらしい
カー・ストッパー置き場誕生。
私は
いつも
カイゼン活動に励んでいる方々を見て
思うことがあります。
「どうして
こんな発想が出てくるんだろう?」
「どうして
こんな物を思いつくんだろう?」
って。
「魂の冒険」高橋佳子著
に「なるほど」と思うことが
書いてありました。
以下本文より抜粋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
たとえば、数千年の間、
空を飛ぶことは、
人間にとって
夢物語に過ぎませんでした。
しかし、20世紀の初頭に
ライト兄弟が、
その「創造力」によって、
初めて飛行機を発明すると、
そのわずか10年後に開戦した
第一次世界大戦には戦闘機が出現。
さらに1930年代には
大量輸送を可能にする航空機が現れ、
またたく間に人々の生活に
なくてはならないもになってゆきました。
「創造力」のなせる業は、
私たちの身の周りにある日用品や電化製品、
私たちが住む住居から様々な施設や設備など、
人工のもののすべてに及んでいます。
今日、現代社会を支える基幹システムの
すべて、水道、電気、交通、通信、
政治、経済や教育のシステムなど、
一切の社会のしくみも、
人間の「創造力」によって、
生み出されてきたものと言えるでしょう。
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「創造力」を発揮する鍵を
握っているのは何でしょうか。
今、取り上げたもの、
システムのすべて、
そして新たな現実は、
「あれがあったら」
「これがあったら」
「こうなったら」と、
誰かの心の中に
そのイメージやヴィジョンが宿り、
それをつくろうと願い、
様々に試行錯誤を繰り返して、
最終的に今ある形として
生み出されたものにほかなりません。
形ととして生み出される前に、
必ず心に描かれた写真が
あったということです。
つまり、心に描いたことによって、
創造は果たされるー。
「創造力」の鍵とは、想像する心のチカラ、
「想像力」なのです。
想像力の限界が、そのまま
創造力の限界になるということです。
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なるほど
カイゼン活動をしていると
「時間がかかりすぎ」
「これ無駄かも」
「なんとかならないかな」
なんて気付きから
「こうしたらいいかも」
「こんなのあったら楽になるかも」
なんて想像して
カイゼン策ができたり
カイゼン物ができたりしています。
ということは
「想像力」を育む環境が
いかに大事かってことですね。