人生は小説より奇なり

友人が

民泊を経営しています。

 

 

共同トイレ

共同風呂

共同台所

共同洗濯場

 

15部屋の民泊なんですが

 

10年以上住んでいる方

県外から移住してこられたご老人

県外から沖縄に就職した若者

週に1度台湾から来沖される方

 

さまざまな老若男女

が生活している

この民泊は

満室です。

 

空くことがないようです。

 

特に台湾からの常連客がくるときは

共同台所で台湾料理をつくり

みんなで

ワイワイガヤガヤ

大賑わいだそうです。

 

 

 

旅行で泊まる民泊ではなく

住居になっている民泊です。

 

台湾からの常連さんはたくさんの商材を

部屋いっぱいに入れていました。

 

年金生活のご婦人は

お帽子をかぶって

紫で統一されたおしゃれな

ファッションでステキでした。

 

「このスラックス300円よ。

上から下まで合わせて1,000円なの」

って

これまたステキな笑顔で

おっしゃっていました。

 

30代の若い女性は

仕事がお休みのとき

階段や廊下を

お掃除ボランティアしてくれるそうです。

 

80代のご老人は

私の友人のお仕事を

手伝ってくれているそうです。

 

 

なんと言いますか

一風変わった民泊です。

 

映画にでもなったら

おもしろいかもしれい空間です。

 

私の友人の人生だけでも

波乱万丈の人生ですが

 

そこの民泊に集いし面々の

人生ドラマは

想像するに

波乱万丈そうです。

 

 

私の友人は

一日中働いて働いて

やっと溜めたお金で飲食店をはじめて

ビルを建て。

 

脳梗塞で倒れ

店を閉め。

 

借金に追われ

また働いて働いて。

 

前よりも大きな飲食店を

2つも持ち

さらに民泊も

経営することになって

 

「自分は人に恵まれている。

本当に多くの人に助けられた。」

 

と言っていましたが

彼女に助けられた人も

いっぱいいます。

 

彼女は

「自分が助けられたから

今度はお返しなきゃね」

と笑っていました。