日用雑貨の卸売業をやっているU社U社長にお会いしました。
以下U社長のお言葉です。
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「去年より仕事が増えて
売上も上がったんですが、
残業はほとんどなく、
有給もだいぶ取れるようになってきました。
しかも
今年3名やめたんですが
補充もしていません。」
その秘密は
1.商品の配置
10年前はメーカーごとに配置していたが、
今は、頻度別、形状別、重量別配置で
ロケーションはシステム管理。
バーコードで商品の位置がわかるようになっている。
2.棚と棚の間を2台のカートがすれ違えるだけの幅確保
今までは、2台のカートがすれ違う場面ではどちらかが待っていたが、
今はすれ違えるだけの幅が確保されているので、小走りで移動できるため
作業スピードが早くなった。
3.滞留棚の設置
3ヶ月以上動かない商品は滞留棚に移動され、動いている商品のためにスペースを空ける。
また、滞留品はお客様のキャンペーンのときにつかってもらうようにして、ゴミ化しないようにする。
かつては
滞留品も棚に30個〜50個くらいあって、いつの間に不良品化(陳腐化)し、ゴミ化した。
今ではせいぜい2〜3個。4ヶ月に1度棚をチェックすれば管理できるようになった。
4.etc・・・
「去年より
アイテム数はどんどん増えていくのに
棚の数はどんどん減っています」
「今日入った新人でも
誰にも聞かずに商品が探せます」
「副産物として
出先から戻ってきた
営業がピッキングの作業を手伝うようになって
全体的な残業減になっているので
社員間の連帯感を生んでいます」
「内部の
効率化を図ることを後回しにして
日常業務に追われたり
売上のことばかりを考えていたら
きっと今の体制は作れなかったと思います」
「仕入れも売上より
資金状況を考えながら発注するので
資金不足で借り入れしないとダメ
という状況はおこりません」
「仕事量が増えたにもかかわらず
残業はヘリ、有給取得も上がりました」
「今
新しいプロジェクト(女性パートで構成する企画営業部隊)のための
募集をかけています」
「確実に世の中は変わってきています。
旧態然のことをやり続けていたら
あぶないです。
カイゼンには時間がかかるので、
余裕のあるときにやっておかないと
いざというときに
どうすることもできない状態になってしまいます」
「仕事はいくらでも
カイゼンの余地があります。
カイゼンするという意識と
カイゼンし続けるという信念が重要だと思います」
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以上
U社長のお話を聞いて
あらためて
カイゼンし続けることの重要さを確認できました。
最後に
U社長
「まずは、捨てることからですよ」
と仰ってました。