余裕のあるときに人助けはしとくもんだね

母のいとこのMさん。

いとこといっても

だいぶ歳下で

69歳

 

92歳の母に

東京からわざわざ

お菓子や果物を贈ってくれたり

お小遣い

といって結講な額を送金してくださいます。

 

なんでそこまで

やってくれるのか

母に聞いたところ

 

Mさんの

お父さんやお母さんのお世話を

私の父や母がしたそうです。

 

その時の

ご恩返しだとMさんも

おっしゃっていました。

 

そうは言っても

Mさんのように

自分の親がお世話になったからと

恩返しをする人は

そう多くはないと思います。

 

Mさんは

お母さんによく似ています。

Mさんのお母さんは

いつも

誰に対しても

「ありがとうございます」と頭を下げていました。

 

小さな私に対しても

「京美さん、ありがとうございます」

と言っていました。

 

小学生だった私は

この方は仏さまみたいな人だ

と感じていました。

 

Mさんは

そのお母さんに似てます。

 

うちの母は

Mさんの行為に対して

「余裕のあるときに人助けはしとくもんだね」

と言ってました。

 

まさに

そのとおりだと思いますが

 

恩を受けたから恩を返す

というだけではないものを

Mさんには感じます。

 

Mさんのお母さんや

Mさんのような人に会うと

 

人に感謝できる人

それを形に表していく人

 

その素直さと

誠実さに

感動します。