テーブルやいす、ドアノブの消毒なんて無意味です

テーブルやいす、ドアノブの

消毒なんて無意味です

と表紙に書かれた本を読みました。

 

 

タイトルは

「もうだまされない

新型コロナの大誤解」

 

 

著者は

国立病院機構仙台医療センターの

ウィルスセンター長

西村秀一氏です。

 

 

読み進めていくと

なるほどなるほどと納得することばかり

 

 

冒頭の解説は

「ウイルスは、何らかの生きた細胞の

中でしか生きることはできません。

 

もし新型コロナウィルスが物の

表面にいたとしても、

『細胞内でしか生きることができない』

という根本的な性質を考えれば、

そこで感染力のあるウイルスが

増えるようなことはあり得ないと

分かるはずです。

 

つまり普通の環境下では、

テーブルやドアノブの表面には、

生きたウイルスはいません。」

 

ということです。

 

「そう言われても

すぐには死なないでしょ

落下する物によって

生存時時間が異なるって

インターネットで見ましたが・・」

と思われる方いますよね。

 

それに対して

「ウイルスは唾や痰に含まれるもののように

大量に集まれば、多くの中にごく稀に長く

生き残るものがいる可能性はありますが、

しかし、咳などで出るバラバラの飛沫が

落下した場合には、

面積当たりのウイルス数は極めて少なく、

ほとんどが短い時間で死に、

床を手で触っても長く生きるものに

当たる確立はほとんどありません。

 

ノロウイルスなら、

吐瀉物が乾いて舞い上がり、

そこから感染することはあります。

ノロウイルスは吐瀉物で

感染が広がることが知られており、

胃酸には強いと考えられます。

そこがインフルエンザウイルスと違うところです・

インフルエンザウイルスは酸に弱く、

胃酸により死んでしまいます。

 

構造の類似した

新型コロナウイルスも同じで、

そうしたリスクは少ないと考えられます。

 

酸への抵抗性だけでなく、

落下飛沫の量を考えます。

すると咳は

吐瀉物とは比べようもないくらい少量です。

 

咳1回で出る飛沫の量は

あってもせいぜい

0.1ミリリットル くらいのレベル。

吐瀉物が1リットルくらいあるとしたら、

これだけで何と1万倍も違います。・・」

 

ということだそうです。

 

この後

感染の確率を数字による

説明で書いてあります。

 

 

「ノロウイルスに感染した人の

吐瀉物と比べたら、

咳1回で出る飛沫の量は

1万分の1だと考えます。

 

そして感染する確率は、

床のある範囲にウイルスが落ちている確率と

ウイルスが生きている確率、

生きたウイルスが舞い上がって

空間に浮遊し

それをたまたま吸い込む確率のかけ算です。

仮に、

それぞれ1/1000の確率だとしたら

ウイルスに感染する確率は

1/1000000000(十億分の一)、

 

それぞれが1/100でも

1/1000000(百万分の一)です。

 

言いたいのは、正確な数値ではなく、

そうした数的レベルの話です。

それこそ宝くじの高額当選並の、

あるいは天文学的レベルの

低頻度の確率だということが分かるはずです。

こうしたことを考えずに、

床などの環境表面を必死になって消毒するのは、

無駄でしかありません」

 

ということだそうです。

「そうなんですね」

ということで

コロナ対策としては

消毒は無駄だとわかりました。

 

 

コロナ対策として

異常なまでに消毒をするのではなく

いすや机や壁などを

きれいにするということでの

拭き掃除は続けていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大事なことは

「コロナ感染は空気感染である」

ということです。

 

密を避ける

換気を良くする

マスクをつける

 

とりあえずは

この3つははずさない

ですかね。